2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

女と男のいる舗道 / オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ

mo

悲劇 と カップル。 ゴダールの文学青年時代。ブリス・パランの素晴らしい講義と、アンナ・カリーナの可愛らしいダンスと憂い顔と涙と、男たちの身勝手さによる悲劇の幕切れにおける死で、物語としての悲劇にお別れを告げるゴダール。 次の『はなればなれに…

地図と領土 / シナのルーレット / メーヌ・オセアン / Gretchen Parlato

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ユーモアのない生 と 中流の「幸せ」 と 音楽。 ウェルベックの『素粒子』を読んで、この作家の本はもう必要ないと思った記憶がある。新聞やネットなどでよく見られる社会問題に対する悲観的一般論が散らばっているだけで、フランスなら『地図と領土』では故…

教授とわたし、そして映画 / 引き裂かれた女 / かぐや姫の物語

mo

大人であるらしい男 と フーガ と 絵。男たちは子どもの身振りを持ったまま、だんだんと深化していく。女たちはいまだ謎のまま。追い求める男女、別れに際して化け物に変わる女、ストーカーまがいの男、感傷的でどうしようもない男、強い女。だらしないが、…