2012→2013→2016 WATTISMUSICFOR

映画/音楽/文学/美術

カップルの原則

1. 初期衝動がないと苦労するということ

……ホアキン・フェニックスがハグ越しにする虚ろな目《トゥー・ラヴァーズ》

……《引き裂かれた女》  

2. 付き合うー別れる…という言葉を使わず、その形式から逃れること

……成瀬巳喜男浮雲

……ホン・サンス《次の朝は他人》

……ガルシア・マルケス『愛その他の悪霊について』p55

この地上の富を軽蔑するようになったのや、自分のありようが変わったのは、信仰心が芽生えたからではなく、逆に、電光によって焼けただれた妻の死体を見た時、一気に信仰を失ったことによる恐怖感のせいなのだ、と。ドゥルセ・オリビアは彼の心を慰めるためなら何でもすると言った。台所と寝室の両方で従順な奴隷になるとまで言った。しかし、彼は折れなかった。「二度と結婚はしない」と彼は誓って言った。

3. 彼女(彼)が別の女(男)とセックス及びハグ及びキス及び手繋ぎをされると傷つくというなら、できる限りそのとおりにすること

……アニエス・ヴァルダ《幸福》

4. 《付き合うー結婚ー出産》という過程を踏みたいなら、浮気をしないこと

……多数

5. 人身不詳、記憶喪失、はなればなれになったとき、相手のことがわからなくなったときの     ために秘密の合図を決めておくこと 

……ブレヒト第一のソネット

……ミランダ・ジュライとその恋人《ザ・フューチャー》

……アメリカン・ハッスル》のデューク・エリントン《Jeep's Blues》

6. カップルは醜悪な生き物であるということを忘れないこと

……ブニュエル

7. 相手のなかに絶対に理解できない領域が存在するということを理解すること


8. 相手が無口になってほとんど何もしゃべらなくなったからといって「気になることがあるなら言ってごらんよ」とは言わないこと 

……ドゥルーズ

8. 命ある限り存分に楽しむこと 

……《永遠のぼくたち》

……《エレニの帰郷》のブルーノ・ガンツ

9. 髪の毛の匂いには気をつけること

……クンデラ《存在の耐えられない軽さ》p274

彼女(テレザ)は嵩にかからずに、ほとんど優しく、悲しそうに言った。『この数ヶ月前から、あなたの髪の毛がとっても強く臭うの。女のあそこの臭いがするのよ。あたしはこんなことあなたに言いたくなかったわ。だけど、これまで幾晩も、あなたの愛人のあそこの臭いを嗅がされてきたのよ』彼(トマーシュ)はじつによく身体を洗っていたのだ!…だが、髪の毛のことは忘れていた。いや、髪の毛のことは考えたこともなかったのだ!

 

10. 音楽を聴かない男(女)はやめておくこと

……フィリップ・ソレルス《女たち》(上)p99

彼女は音楽を聞かない。全然。ほら、実際はたしかにしごく単純なことだ。ぼくが愛するのはハーモニーを聴くことのできる女たちだけだ、メロディー、繰り広げられた時間のフーガ、時間の塵を… ぼくはひたすらその点についてだけはっきりすべきなのだろう… 用心するがいい、そうシェイクスピアは言った、心が音楽で満たされていない男と女たちには、彼らの魂は地獄のように黒い…音楽、すなわち無償性、消費、寛大さ、真珠のような光沢をもつ無関心…ワトー?一陣のかすかな風、樹々はそよぎ、クラヴサンが乾いた音をたてる…

 

         

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愛その他の悪霊について

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女たち〈上〉 (河出文庫)

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存在の耐えられない軽さ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-3)

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